よく学ぶためのステップ3
Learn better 〜よく学ぶために(アーリック・ボーザー 著)より
学習の方法を学ぶことは「究極のサバイバルツール」です。「学ぶ力」は学生である今だけでなく、将来、仕事に必要なことを身につけるためにも必要なことで、人生で最も役立つスキルでしょう。その効果的な方法を研究しているアメリカの先生の6つのステップを知ってみましょう。
ステップ3
知識とスキルを伸ばす:能力を磨くためには時間を取って練習する必要がある。この先生は40代でバスケットボールのレッスンを受けた。基本中の基本、正しいフォームになるまでささいな点をコーチは直してくれ、一緒に練習をしたら、たった数回のレッスンの後、生まれて初めてスリーポイントが決まった。そのコーチが天才的だったからではなく、それまでの40年間一度もフォームを意識して練習をしなかったからだと先生は気づいた。何を学ぶか、どう学ぶかが分かったら、あとはそれに磨きをかけることができる。まず知識がないと始まらない。
自分の知識を記憶から取り出す練習をするようにしよう。文章をただ繰り返し読むよりも、読んだ後、何が書いてあったか自分に質問したほうがよく覚えられる。もう一つ大切なのはフィードバックだ。自分がやっていることの何が正しくて何が間違っているのかは知っておくべき。学んだこと、間違えたことを書き留めて見直すだけで効果がある。このとき、悪いフィードバックはただ単に答えを見ること、または答え合わせをせずに次に進むことだ。良いフィードバックは気づきと正しい結果を生み出す方法を与えることである。答えの正否を確認したら正解へのヒントをもらい、自力で正解にたどり着こう。
ただやってみるだけでは上達しないよ!
ではまた